わたしはしあわせ

ずっとがんばってきたけど…もうや~めた☆自分のこころに耳を傾ける日々の記録

生きていてほしい

娘は2階の窓に足をかけたことがある。

 

わたしは、薬をいっぱい飲んだことがある。(だいぶ昔)

 

「死のう」と思ったのではなく、

 

ここから出たい…

 

といった気持ち。

あまり記憶がないんだけれど、いつの間にか飲んでいた。

 

娘もそうかもしれない。

 

 

そんなわたしはもう、アラフォー。

さっき、娘が笑いながら、

 

 

「よくそんな生きてるな~11歳でこんなしんどいのに、

 そんなに生きてるなんて考えられへんわ。」

 

( ;∀;)

 

なーんにも、考えてないんだろう、いいなーみたいな (^^;

 

 

9月は子どもの自死が多い。

自分のことも、娘のこともあったから、

何か…。

 

わたしは、死ななくてよかった、と思う。

すぐ、そう思えたわけではない。

しばらく、無…のような、こもるような時があった。

自分が自分じゃないような、

外から自分をみているような。

 

ここから出たい…

 

という願望は、薬を飲むことで達成したんだけれど、

今思うと…

何か…

 

 

そこまでがんばらなくてもよかったんじゃないか?

逃げても、避難しても、道から外れても

よかったんじゃないか?

何を気にしていたんだろう?

 

世間体?

自分のプライド?周囲の評価?

 

とか、なんだよね。きっと。そのためにそこまでがんばった。

 

でも、やりたいことの場所だったら、

ここから出たい、とも思わないだろうと思う。

自分で決めているようで、

自分で決めていない場所、

世間体とか、周囲から良く思われようとすること。人と比べること。

そういう場所、そういうことに価値観を置いていたから、

そういうところには、ゴールはない。

がんばっても、がんばっても、

周囲の評価は、人によって変わるし、時期によっても変わる。

先の見えない道、

がんばり続けても休めない。

自分で自分を苦しめて、

ここから出たい、

に、なったんではないかと思う。

 

わたしはこのことがあったにも関わらず、

ちゃんとここから出ることができなくて、行ったり来たり。

 

そんな時に、娘が、

 

ポーンっと、ここから出た。

 

 

「学校に行きたくない。」

 

 

これ、言えるのは、本当にすごい勇気だと思う。

し、枠を取っ払った考え方だと思う。

それに、行かないことで自分を守りたいという、生きる力がある子だと思う。

学校に行くのが当たり前の今の日本で、これが言える。

自分で考えて、自分で思って、自分で行動する子ども達。

 

すごい…

 

しかない。

言ってくれて、ありがとう。

 

最初は戸惑ったし、世間のレールから外れる~!って

あたふたしたけれど、

先生達なんて、オロオロ😰どころじゃないしね。

 

この「学校へ行きたくない」は、

わたしの枠を取っ払い、やりたいことをやる、自分は自分という生き方を

教えてくれた。

 

 

なかなか周りの大人は気づかないかもしれない。(わたしも遅かった(-_-;))

 

でも、生きていてほしい。

 

わたしが娘に教えられたように、時間はかかるかもしれないけれど、

気づく人が必ずいる。

広い世の中、出てみれば、味方はたくさんいる。

生きているだけで、存在だけで、大きな意味がある。

周囲の人に教えている。

ありのままに生きることのすばらしさを。

 

今もわたしは教えられていて、

Eテレのハナシティとか、ハートネットTVとかで、

話している不登校の子をみると、

 

あー、もうわたし、何やってんだっ(-_-;)

また、流されてるっ。自分、自分、自分の頭で考えるっ!

 

って、元気とやる気をもらえる。

娘にも他の子たちにも、日々、教えられる。

 

「これから、どうする~?」

って予定を聞くと、娘が、

 

 

「生きていくーーー!」(#^.^#)

 

 

と、答えた娘。

質問の趣旨は伝わらなかったけれど、

これを聞いた時はめっちゃうれしかった。

 

娘は、人が怖い。

でも2年経って、いじめのことの詳細を話しだしたり、

将来の目標を具体的に語ったり、書いたり、

笑顔がどんどんステキになっていっている。

 

窓に足をかけた頃とは表情が全く違う。

 

「人を助けたい」って。

 

娘みたいな子たちが大きくなって

みんなで「人を助けたい」という思いを共有して動いたら、

きっとステキな世界になると思う。

わたしも、そのひとりでありたい。

 

みんなでステキな世界にしたいから、楽しいことをしたいから、

生きていてほしい、と思うんや。

 

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