自分の気持ちを伝えられない
最近、不登校特集である方が
「学校に何で行きたくないの?」って聞かれた時に、
答えられなかった、と言っていた。
なぜなら、
「義務教育で、自分の気持ちを伝える方法を学んでいないから。」
というようなこと。
娘はいじめがあってからなんだけれど、
その時の気持ちも言葉にすることはできず、(フラッシュバックもあったし…)
ただ、だまって、
自分の名前を書いて
鉛筆でぐちゃぐちゃにして、ビリビリにしていた。
「不登校の理由はほぼ100%わからないんです。」
と、ある先生が得意げに(私の主観)言っていた。
でも、それは違うと思う。
その義務教育で自分の気持ちの伝え方がわからない、
ということもあると思うし、
子どもは親や先生のことをとても気遣っている。
「こういうことを言ったら、傷つけてしまうのでは・・・?」
と、考えるうちに何も話せなくなってしまうのではないかと思う。(私の経験も含む)
そして、何より、
大人が子どもの話を聴いていない。
が、一番大きいと思う。
一回、聴いただけで答えなかったら、言わなかったというのは違うし、
子どもが話しかけるタイミングがないくらい、忙しくしてるかもしれない。
あるいは、たたみかけるように親が話して、
子どもは「ハイ」と「イイエ」しか言えてないかもしれない。
仕事から帰ってきて、「あー疲れたっ!」って
しんどそうな顔をしている親に、
「実はね…」って子どもが話しかけるはずがない。
うん、これ当てはまった。わたし(-_-;)
だから、
100%わからない、って子どものせいにして、
考えるのをやめてしまっては、
子どもは話してなんて、くれるはずがない。
聴く耳もっていないんだから。
親が子どもに
「耳ついてるの?」
って、たまに言うみたいだけれど、
これ、逆だ。
子どもが大人に、
「耳ついてるの?」
子どもは全力で、
見て、聴いて、こっちを向いて!!!
って、SOS出している。
何も気持ちが言葉で伝えられなくても、子どもの方を向くだけでも
どうにかなることがあるかもしれない。
わんわん泣いている赤ちゃんを無視し続けたら、
赤ちゃんは泣かなくなる。
大きくなっても、同じ。
自分の気持ちが伝えられるように、
わたしも自分の気持ちを娘に伝えるように、
仕事から帰ったら、楽しかったことを思い出して話すようにしている。
娘が話しはじめたら、聴く。
その時は、否定しない、口を挟まないようにしている。
(たまに自分がしゃべり過ぎるけれど…しまった、と後で反省(-_-;))
これをするようになってから、
話してくれることも増えたし、
関係も良くなった(以前よりもーーーっと♪)
だからと言って無理しているわけではなく、
自分が腹立ったこととかも伝える。
仕事とかで楽しいことも、何だか見つかりやすくなった。
そっちに目が向いているんだと思う。
なので、自分の役にも立っている♪
最初はかなーり難しくて、やってまったー(-_-;)が多いけれど、
慣れてくると笑顔も増えるので、おすすめです(*^。^*)