つい怒ってしまって…
「今日、プールで先生が男の子に怒鳴るの聞いてイヤやった。」
仕事から帰ると、すぐに話してくれた娘。
表情もやや暗いけれど、あ~だ、こ~だと話している。
「そんなに怒ることじゃなかった。」
「前の先生のこと思い出してしんどかった。」
以前の先生の一部の子への一方的な叱責と机叩きで、
男の先生の怒鳴り声がこわくなった娘。
後で聞くと、そのことがあった後に、
娘は別教室でこもっていたらしい。
あー…
でも先生の気持ちもわかるなあ。
娘の納得いかない気持ちもわかるし。
そうこう話していると、学校から電話。
お、なんだ、なんだ?
と出てみると…
「実は、そんなに怒るところじゃないところで、
つい怒ってしまって…
気をつけてはいたんですが、その後、こもっていたそうで、
大丈夫かな?と思いまして。
すみませんっ!」
と、電話。
こもっていたことはその時に知ったので、
そんなにこわかったんだ~と思いつつ。
でも、今まではほかの先生、
あ~だ、こ~だと言い訳をすることが多かった。
「~だから、~したんです。」
(わたしは悪くありませんっ!)
みたいな(苦笑)
でも今回は、
あまりにも正直に、
つい怒ってしまって…
って言う先生。
その子が命に危険になるようなことをしたわけじゃないのに。
統括する立場だったので、
つい…
って。
あるな~わたしも、つい…
カーってなって。
あとで、「しまった~」みたいな。
多分、みんな経験あると思う。
「つい…〇〇してしまった。
ごめんなさい。」
素直にあやまること。
気持ちを伝えること。
大事だな~って思った。
つい…○○してしまうこと。まちがえること。
そんなこと、大人でも先生でもあること。
それを正直に伝えること。
その後に、あやまるっていうこと。
先生は、そのことを娘に教えてくれた。
娘は知った。
つい、まちがえても、あっ!って気づいたら、
正直にごめんなさいってあやまればいいんだ。
これでまたひとつ楽になる。
自分はまちがえてもいい。
まちがえる人にも優しくなれる。
口で伝えるより、大人がそういった姿を見せることが
何より子供に届くんだな~って思わせてくれた出来事だった。