にんじんキライ
「今日そうじ時間の3分前まで給食食べてた。」
帰宅後、娘がわたしに言う。
「にんじんが入ってて…うえ~ってなった。」
にんじんがキライなことは知っている。
家では嫌なら食べない。
あまり無理強いもしない。
今まで給食で出てきたはずだけれど…
そんなことを聞いたのは、初めてだった。
そして…
「○○ちゃんが食べ終わるまで一緒にいてくれた。」
「○○先生も、はやく食べな~って言いながら。」
おっ♪
そっかーーー!!!
「最後まで一緒にいてくれたんや~よかったね♪」
と返すと、
うれしそうに「うん♪」
今まではおそらく、
キライなにんじんも無理して平気な顔で食べていたんだと思う。
誰にも気づかれないように。
掃除時間の前まで居残っていることなんてなかった。
そんな自分は、ダメだと思っていたから。
でも、がんばってキライなにんじん食べても、
誰もほめてくれない。
誰も気づいてくれない。
がんばって、食べたのに・・・
「好き嫌いしないで野菜を食べましょう!」
って、先生が言う通りにしてきたのに。
居残って食べられない子の方が、先生にみてもらえる。
なんで?
でも迷惑かけられない。
いい子でいなきゃ…!
(あくまでわたしの想像だけれど…)
それが今日は、
にんじんキライな自分を出せた!
友達と先生に迷惑かけた!
↓
友達も先生もみててくれた。(一緒にいてくれた)
↓
そのままの自分でいてもいい☆
(そのままでいても、嫌われないし、怒られない)
なんて、ステキなんだーーー!!!
なんてステキな友達と先生なんだーーー!!!
人参だけで、
ここまで考えるわたしって
なんて、ステキなんだーーー!!!笑
多分、わたしは以前なら、この話を娘がした時点で、
「そんなの、ちゃっちゃっと食べちゃったらいいやん。」
で、終わってたと思う。(何回も会話を終わらせてたんだろうな…涙)
いや、その前に以前のわたしにそんな話を娘がしてくれなかったと思う。
にんじんさん、ありがとう♡