不登校はどうしたらいい?
「学校行きたくない。」
「こわい…」
きっかけはあった。
そのきっかけにこだわって解決しようとしていたこともあった。
いっぱい本も読んだ。
がんばるから、わたし。
あるところまでは、数学の問題みたいに解けそうだった。
でも、
また、1からやり直し。
おお、当てはめる公式が違うのか、考え方が違うのか…?
がんばって考える、考える。
娘のために…
こうやったら、こうなる。
ああやったら、こうなる。
そうしなかったら、こうなる。
娘、優しいから、わたしの公式に当てはまろうとがんばる。
わたしのやり方みてるから、がんばる。
でも当てはまらない。
窮屈なところに入ろうとするから、
苦しい。
きつい。
ツライ。
なんで?なんで?なんで?
学校へ行く。
教室に入る。
今日は行けた☆
今日は1時間、教室に入れた♪
今日は、行けなかった…
一喜一憂。
しんどい。
これらを味わい尽くした母娘。
だいぶ頑張り屋の母娘は、クタクタ…
そこでわたしのいっぱいいっぱいのあの涙。
あれは…わたしの、
「助けて」
初めて感情を出したわたしを見た娘。
初めて心から感情を出したわたし。
自分の感情を押し殺して世間の価値観で生きてきたわたしが、
「もう無理ーーー!!!」
と叫んだ瞬間。
そんな自分の気持ちを置き去りにしたわたしの生き方に、
「それは違うよ~おかあさんっ」
って必死で止めてくれようとしていた娘。
(無意識で、多分)
そう、うちの場合、娘の不登校は、
わたし(母)の課題
でした。
不登校をどうのこうのしているうちは、どうにもならなかった。
少し前から頭ではわかっていたんだけれど、
それがストンと心に落ちるまで、泣けるまで、時間がかかった。
だから、どうしたら解消する?
…という、方程式みたいなのは、ないんだと思う。